襟元から体全体をしっかり包み、膝までカバーしてくれるチェスターコート。
もともとは男性用として登場しましたが、今ではレディースも豊富に展開されています。
では、このチェスターコートをいつ着るべきか、適切な時期はいつなのでしょうか?
今回は、チェスターコートを着るのにぴったりの時期や気温の目安について詳しくお伝えします!
チェスターコートはいつからいつまで着られる?
冬の定番アウター、チェスターコートはイギリス発祥のアイテムです。
そのため、少し早い時期に着ると暑く感じてしまうことも。
気温が高い時期では、汗をかく原因にもなるので注意が必要です。
では、チェスターコートを着るのに適したタイミングはいつでしょうか?
チェスターコートは何月から着るのがベスト?
その年の気候にも左右されますが、チェスターコートを着るのに一般的な時期は11月から3月頃です。
特に、寒さが本格化する11月下旬から3月中旬あたりが理想的な期間と言えるでしょう。
チェスターコートはジャケットのような縦の縫い目が特徴で、ウエストの絞りがなく、襟にはベルベットが使われるデザインが多いです。
体をゆったりと包み込むため、インナーに悩まず着られ、室内でもさっと脱ぎ着できるのが便利なポイントです。
19世紀末には男性の間で大流行し、20世紀初頭には女性用のチェスターコートも登場しました。
コートの素材にはいろいろな種類がありますが、最も一般的なのはウールです。
素材によって着る時期が多少変わることもあるので、選ぶ際は素材にも注目してみてくださいね。
チェスターコートに最適な気温は?
チェスターコートを着る時期を気温で考えると、目安は気温13度以下、特に10度を下回るときが最適です。
その日の最低気温が10度を切る日は、チェスターコートがちょうど良い防寒具になります。
地域によっては、11月前でも10度以下になることがあるので、早めに着始めても問題ありません。
また、春先でもなかなか気温が上がらない地域では、その時々の気温に合わせて柔軟に着る時期を調整することが大切です。
地域ごとのチェスターコートの着用時期
地域によって気温の変化は異なります。
それぞれの地域に合わせたチェスターコートを着る時期を見てみましょう!
沖縄地方:12月から2月(15度から20度)
沖縄でチェスターコートを着るなら、12月から2月が目安です。
沖縄は年間を通じて気温が15度を下回ることがほとんどありませんが、この時期だけは平均気温が16度から18度とやや低くなります。
海風が強い地域では、街中よりも寒く感じることもあるので、体感温度に合わせた対策が必要です。
風の強さや湿度など気温以外の要素も考慮しながら、着るタイミングを決めると良いでしょう。
九州地方:11月から3月(7度から15度)
九州でチェスターコートを着るのは、11月から3月が適しています。
温暖なイメージのある九州ですが、冬は足元から冷えるような寒さを感じることがあり、実際の気温以上に寒く感じることも。
10月には20度を下回り、11月には12度から13度に下がり、12月には10度を切ります。
3月頃になると11度程度まで戻りますが、4月まで15度を超える日は少ないです。
この時期、九州では丈の長いチェスターコートが活躍するでしょう。
中国地方:11月から4月(3度から15度)
中国地方でチェスターコートを着るのに適した時期はいつでしょうか。
九州地方と気温の傾向が似ていますが、中国地方は少し寒くなりやすいのが特徴です。
10月には気温が20度を下回り、11月には15度以下に。
12月には10度を切り、1月と2月には5度以下になることも多いです。
また、4月に入っても15度に届かない地域もあります。
したがって、中国地方ではチェスターコートを11月から4月中旬まで着るのが一般的です。
近畿地方:11月から3月(3度から15度)
近畿地方でチェスターコートを着るのに適した時期はいつでしょうか。
近畿地方は中国地方より少し温暖で、10月には17度から18度、11月には15度を下回り、12月には5度から8度ほどまで下がります。
1月や2月には、内陸部の滋賀や京都で3度程度まで下がることがありますが、大阪や和歌山の沿岸部では、4月には15度ほどまで気温が上がります。
そのため、11月から3月が着る時期の目安ですが、寒さの厳しい京都や滋賀では4月中旬までチェスターコートを着ることができるでしょう。
中部地方:10月から4月(-2度から13度)
中部地方では、チェスターコートを着る時期はいつ頃でしょうか。
長野を除く中部地方の気温は近畿地方に似ており、10月には16度から18度、11月には10度台前半に下がります。
12月から2月にかけては3度から7度程度が続き、4月には13度から14度に戻り、日によっては15度を超えることもあります。
一方、長野県は特に寒さが厳しく、11月には7度、12月には2度ほどまで下がり、1月や2月には氷点下になることも。
3月には3度、4月には10度ほどに回復し、15度に達するのは5月に入ってからです。
中部地方全体では11月から3月がチェスターコートのシーズンですが、長野県では10月中旬から4月までが目安となります。
関東地方:11月から3月(5度から13度)
関東地方でチェスターコートを着るのに最適な時期はいつでしょうか。
関東では10月頃に気温が15度ほどに下がり、11月には10度前後、12月には4度から7度とさらに冷え込んでいきます。
1月と2月の平均気温は5度前後で、3月には8度、4月には11度から14度まで暖かくなりますよ。
東京や神奈川などの都市部では、年間を通じて15度を超える日も多いため、気温差が大きいです。
関東地方では、11月から3月中旬までがチェスターコートを着るのにちょうど良い時期ですね。
また、都市部では気温だけでなく、ファッションのトレンドにも影響されることがあります。
東北地方:10月から4月(-2度から13度)
東北地方でチェスターコートを着るのに適した時期はいつでしょうか。
東北では、10月には平均気温が15度を下回り、11月には5度から9度、12月には0度から3度と本格的な寒さが到来します。
1月や2月は積雪が多く、特に豪雪地域ではさらに冷え込みが厳しくなります。
3月には気温が3度、4月には8度ほどまで回復し、5月になってようやく15度に達します。
仙台は他の地域より少し暖かく、11月までは10度を保つことが多いです。
東北地方全体では、チェスターコートを着る時期は10月中旬から4月頃が目安ですが、仙台では11月から3月下旬が適していますよ。
北海道地方:10月から5月(-8度から12度)
北海道でチェスターコートを着るのに適した時期はいつでしょうか。
北海道では、10月に気温が10度ほどまで下がり、11月には3度から5度に、12月から3月にかけては氷点下の日が続きます。
4月には気温が3度から5度まで回復し、5月には7度から12度ほどまで上がります。
札幌や函館では6月になってようやく15度を超える日が増えますが、他の地域では10度台前半にとどまることが多いです。
北海道全域で気温が15度を超えるのは7月頃です。
そのため、北海道ではチェスターコートを着る時期は10月から5月が一般的ですよ。
チェスターコートを着るタイミングは?気温や時期を地域別に徹底解説! まとめ
チェスターコートを着るタイミングについて、気温や時期を地域別に徹底解説しました。
チェスターコートは冬の定番アイテムで、気温が12度から13度を下回る頃から着始めるのが目安です。
さまざまなブランドが多彩なデザインを展開しており、インナーを選ばず全身を包み込むため、オフィスでもカジュアルな場面でも活躍します。
この冬はチェスターコートを取り入れて、スタイリッシュで快適な季節を楽しんでくださいね!